カード会社でやりたいこと

やりたいこと:日本全体でキャッシュレス社会を実現したい。

 

問題意識:キャッシュレス化で二分される日本

キャッシュレス化を行うには、現状、キャッシュレス機器を導入しなければならない。導入にはそれなりのコストがかかる。日本を、都市部と地方とで二分して考えた時、都市部は、店同士の競争も激しいし、売上も大きいので、キャッシュレスを導入するメリットがある。だから、都市部は今後、自然とキャッシュレス社会に変わっていく。一方で、地方は、キャッシュレスを導入するコストに見合うリターンがない。2040年の日本を考えたときに、もっと便利な都市部と、もっと不便な地方とに分かれてしまう。

 

キャッシュレス社会になったとき、一番のメリットを受けるのは、都市部ではなく地方だと思う。そう考える理由は二つある。第一に、インバウンド需要を取り込みやすくなること。第二に、データを基にしたコンサルティングを受けやすくなること。特に第二について、日本の地方の中には、例えば山や川、滝などの観光資源を有しながらもそれを活かせていない自治体が多くある。地域社会を振興するには、地域全体をコンサルティングする必要がある。キャッシュレス社会で、購買データや行動データが得やすくなれば、地方の人々がコンサルティングを受けやすくなる。