地域社会を発展させなければいけない理由

東京への一極集中体制に問題意識を持っている。せめて、政令指定都市くらいベースで、地域経済がスタンドアローンとして成り立って行かねばならないと思う。

地方部から都市部への人口移動の傾向は、今後も続くと思われる。地域経済は今後ますます立ち行かなくなる。この傾向は、地方では稼げないから、若者が流出するというのが大きな原因である。地域に対する帰属感を高め、そのやる気をもとに地域経済を活性化させていく。テレワークの波を止めてはならない。

 

地域社会を発展させなければならない理由とはなにか?地域経済は日本再生のフロンティアなのだ。日本の地方部はどこに行っても同じような景色が広がっている。一方でフランスは各地ごとに気候や地理の違い、特産品や歴史の違いから、それぞれが観光資源をもって発展している。日本は観光業でもうひと花咲かすことができると思う。

 

東京一極集中では、リスクヘッジとしてまずい。温暖化の影響や東日本大震災の余震で、日本の災害リスクは年々高まっている。首都機能と経済機能を一手に担う東京でもし災害が起きてしまえば―。首都直下型地震の発生が懸念されている。