学生生活で力を入れたこと

就活においては、「ガクチカ」という謎の文化がある。

ガクチカ」とは、「学生生活で力を入れたこと」を略した言葉である。

どの企業もガクチカを聞いてくる。みんな、やれバイトリーダー、やれゼミ長、やれ環境保護など、突然新しいワードを登場させている。

ガクチカを通して、その人がどのような思考回路で動くのか、ということを知ろうとしているのだろう。

 

今回は、自分が学生時代、何に力を入れてきたのか、ブログ執筆を通して振り返っていきたいと思う。特に学業について。

 

ガクチカは何も、功績をアピールするものではない(と言われる)。結果よりもプロセスを重視する。とはいえ、華々しい功績はそれだけでプロセスの凄さも伝わるから、みんな功績を重視してしまう。

俺の功績は、TOEICで良い点とったこと、ゼミの論文大会で良い結果収めたこと、これくらいしかない。学問的な営みをしていたかと言われると、自信を持って首を縦に振ることは出来ない。

 

学部の勉強は、あまり意味がないと思う。今になって思えば、高校までの勉強を真面目にやっておけば良かったと思う。

私は法学部に所属している。法律の知識は、法律が使われる局面でのみ使える知識だ。一方で、高校までの勉強は、生活のあらゆるところで使える知識だ。中和滴定だって重要な知識だ。一方で抵当権の知識は必要か?

会社法とか、社会人生活で使える知識もあることにはある。しかし、それらの知識も法学の一環として学ぶ。だから、あまり実用的ではない。法学部の勉強は一貫して、法学という学問の指針に沿って行われる。

大学の勉強において、一般教養科目は面白かった。ジェンダー論や建築美術、倫理学基礎など。専門領域を突き詰めるのは、自分はあまり得意ではない。

 

スペシャリストとエバンジェリストという言葉がある。自分はエヴァンジェリストでかつスペシャリストでありたいと思う。大学では、知見を広めることを意識して履修を組んできた。さまざまなモノに対し、ある程度の知識を得られたと思う。

 

自分がアピールすべきものは、さまざまなモノに好奇心を持って積極的に学ぶ姿勢なのではないか…?