完全養殖が日本の食卓を変える

10年後主流になる話題を先取りして、一つ儲けてやろうと思っている。

今回は、完全養殖について考えてみる。

 

完全養殖とは、ある魚のオスとメスを一匹ずつ用意すれば、半永久的に魚を増やし続けられるという夢の技術である。

これまでのスタイルである洋上での養殖は、海洋汚染や餌の食べ残しなど様々な課題を抱えている。養殖している湾内に汚い物質が入ってきたら、そりゃ魚も汚くなるよね。

というわけで、今後は陸上養殖へシフトしていくことが考えられる。

 

そもそも、養殖というのは難しい。

殖やす魚の生態について、緻密な研究をする必要がある。これまでに養殖されてきた魚の品目を見ると、採算があるように単価の高いものが養殖されてきた。

陸上養殖はなお難しい。洋上養殖ならある程度自然に任せることも出来るけど、陸上ではエサから水質から、全てを管理しなければならない。

 

全てを管理できることは、メリットでもある。魚を効率的に生育させるための方程式が分かってしまえば、かなり低コストに大量生産できる。(豊作貧乏になる恐れもあるが、それは扱わない。)

 

将来的には、タワーマンションみたいなビル状の養殖場が出来るだろう。

いつかは豊洲市場の上の階で、高級魚が生産される日が来るかもしれない。

何層も水槽を重ねることで、土地の利用度が高くなる。農業でもやるべきである。