リース業界でやりたいこと

今回も、就活のお話。

漫然と金融業界に行きたいと思って、2月から就活を始めた。

金融業界と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、銀行だろう。

また、生保や損保も金融ということを知っている人も多いだろう。

Fintechの盛り上がりに関連して、クレジットカード業界に行きたいという人も多いだろう。

 

そんな中で、「リース」というのは金融業界でもマイナーな存在だ。

自分も就活を始めるまで、存在さえ知らなかった。就職四季報を見て、初めて知った。

 

リースとはなにか?

「カーリース」は聞いたことがある人もいるだろう。要は、リース会社が物件(ここでは車)を購入し、それを顧客に貸して、そのリース料で稼ぐというビジネスだ。

リースとレンタルは微妙に違う。レンタカーは、会社がもともと持っている車の中から借りたいものを選ぶ。カーリースは、「〇〇という車が欲しい」とリース会社に注文をだし、リース会社が新たにそれを買い、顧客がそれを借りる。するとリースの方がお値段かさむのでは?と思うけど、リースの方が借りる期間が長いので、そんなこともなかったりする。

レンタルは車とか事務用品とか種類が少ないけど、リースは車や事務用品はもちろん、航空機や発電装置、不動産、製造機械…と幅広く扱う。

 

リース会社というのは、商社傘下や銀行傘下の会社が多く、グループ会社の中の一つに過ぎない場合が多い。一部、独立系の会社も存在する(オリックス等)。

 

なぜリース会社に顧客がつくのか、これは説明が長くなるので省略する。

簡単にいうと、初期費用が安くなったり、事務手続きが便利になったりというメリットがあるからだ。

昔は、機械設備導入などを購入ではなくリースにすることで、財務諸表をよりきれいにすることができた。これは法改正でなくなった。その結果リース会社の存在意義は少し減衰した。

 

私がなぜリース会社に入ろうとするのか、あるいはリース会社で何がしたいのか。

それを考えるために、まずはリース会社の将来性について考えてみよう。

SDGsとかESG投資とか、環境保護という観点で、リース会社にしかできないことはあるのか?

 

リース会社は、リサイクルのノウハウを有していること、太陽光発電など専用の設備を必要とする事業に深く関われること、この二点に魅力がある。

 

この志望動機だと、なぜ電力会社でないのかという問題になる。確かに、電力会社でスケールの大きな再エネ発電事業に携わった方が、仕事のやりがいは大きそうだね。でも、再エネ事業だけに骨を埋める気は無いのだ。

 

特にNTTみたいな大きなグループ会社を持つ事業者においては、NTTの使用電力を完全に再エネに置き換えるだけでも、それなりに大きな仕事になる。